ボーテドIKKO

プロフェッショナル・ビューティ会議

気になる話題を徹底分析していくIKKOさんの勉強会。美容業界各社のPRを手がけるO女史、元大手百貨店の化粧品バイヤーのY女史、ライターK女史と共に繰り広げられるビューティ会議をお届けします。

第14回 10/28UP
アンチエイジングと予防医学の最新事情 キレーション編

IKKOさんはじめ、プロフェッショナル・ビューティ会議の面々が銀座の「AACクリニック銀座」を訪ね、話題のキレーションについて浜中院長に伺いました。


K 「アンチエイジング」って、加齢や老化のスピードを遅らせることだとは知っていましたが、私は化粧品業界の用語だと思ってました。「アンチエイジング医学」もあるのですね。

浜中先生 はい。そして病気にならないための医学が「予防医学」で、今日お話するキレーションはアンチエイジングや予防医学の分野で従来から注目されている治療法のひとつです。キレート剤を点滴して身体の中の有害重金属や活性酸素、動脈壁に溜まったカルシウムなどを対外へと排出します。つまり大きく分けて、有害重金属の除去、抗酸化作用、動脈硬化の改善という3つの目的で実施されるものです。

IKKO 以前キレーションを受けようとして、検査のために一度尿を採取してデータをとったことがあるのですが、その結果は出てますか?

浜中先生 ええ、ここにありますよ。ふむふむ、IKKOさん、お魚好きですよね?

IKKO  はい、どちらかというと魚派ですね。大好物のひとつがお刺身ですし。そんなことが分るのですか?

浜中先生  水銀の値が少し気になりますね。お魚をよく食べる日本人には多いのです。レベル的には日本人の平均値くらいです。

O  先生、IKKOさんの場合はその水銀を体外へ排出させるキレート剤を点滴していくというのがキレーションの治療内容になるのですね?

浜中先生  そうです。何を点滴するのかは検査結果に基づいて決めます。現代人は少なからず重金属汚染に侵されています。自分の身体の中に溜まったそれらのものを把握して事前にデトックスすれば病気になる確率が低くなるという考え方なんです。

K  ほかにどんな効果が期待できるのですか?

浜中先生  狭心症や動脈硬化、糖尿病、高脂血症、静脈瘤などですが、その他にも原因がはっきりわからないながら、身体の調子が悪いとか、イライラする、疲れやすい、あるいはやせにくい、そういう方がアンチエイジングドックで一度検査されるといいと思います。余分な活性酸素を除去することでストレスを軽減する効果があるため、すっきり感が得られますよ。

IKKO  アンチエイジングドック!なるほど~。キレーションは美容にもいいのでしょ?他にはどんな効果があるんですか?

浜中先生  肌の老化も酸化と関係していますから、活性酸素の除去が結果的に美容にも影響するということですね。排気ガス、農薬、食品添加物、大型の魚などに含まれる水銀や鉛、ヒ素などの有害な重金属は身体の代謝を阻害しますから、同じ年齢なのに老けている人とそうでない人の差はこのへんにあるのです。

IKKO  私、春先の全国ツアーの前に倒れたでしょ。その時にみなさんにご迷惑をおかけしたので、健康にはより一層気をつけるようにしているんです。だから「未病」にはすごく興味があって、身体の中のことを知って事前に対処できるというのは、ありがたいわ。医学の進歩ってすごいわよね。

浜中先生  そうですね。病気になってからではいろいろな面で大変なので、キレーションのような「予防医学」を取り入れていっていただきたいです。IKKOさん、最近は「予測医学」も研究が進んでいて、遺伝子検査によって、病気のリスクや体質が調べられるんですよ。

IKKO  すごいわ。「遺伝子」って化粧品でも最新キーワードなので気になりますねー。

浜中先生  では次回は遺伝子検査についてお話しましょうか。

一同  ぜひお願いします!

●キレーションはこんな人におすすめ
やせにくい、疲れやすい、めまい、冷え性、ストレス、不眠、肩こり、加齢に伴う皮膚のたるみ、シワ、シミ、記憶力低下、高血圧、骨粗しょう症、動脈硬化、神経障害、免疫力低下、重貴金属汚染、関節炎など

●キレーション治療の流れ
診察・検査⇒キレーション:週に1~2回の点滴(サプリメント投与の場合もあり)、10回ごとに検査⇒重金属がなくなった場合半年から1年後再検査

浜中聡子先生

精神科医、医学博士。北里大学医学部卒。同大東病院精神神経科、同大病院救急救命センターなどの勤務を経てアンチエイジングの総合クリニックとして開院したAACクリニック銀座院長に就任。日本抗加齢医学会、国際アンチエイジング医学会、米国先端医療学会など多くの団体に所属し、アンチエイジング分野に力を注いでいる。



  • 前の記事へ
  • BEAUTE de IKKO TOP
  • 次の記事へ
>