
前回に引き続き、化粧品業界の新しいトピックについて、PR会社のOさん、元バイヤーのYさん、ライターKさんとのビューティー会議をお届けします。
IKKO 前回の話もかなり専門的だったけど、「糖化」というのも新しいキーワードよね。
Y シミやシワ、毛穴の黒ずみ、ニキビは肌の酸化によって起こるもので、肌のたるみや黄色いくすみは糖化によって起こる、ということは分かっていたのですが、抗酸化化粧品はあっても、抗糖化のアプローチはいままでできていませんでしたよね。酸化とともに糖化もケアする必要があるわけです。それが、今回商品化されて発表されたんです。
O 蛋白質と糖が結びつく糖化現象でできた老化因子(AGEs)は、加齢や紫外線などによって肌に蓄積されます。コラーゲン線維同士を固めてしまうので、たるみやくすみなど肌の老化を引き起こすのだそうです。その、老化因子を減少させる成分を発見したという研究が注目されているんです。
K それって、10月に発売される噂のクリームのことですか?
O そのとおりです。糖化の予防というものはあったと思いますが、糖化してしまったものを細かく切ることによって外に排泄するというところが新しいですね。主にヨモギから高濃度に抽出した成分が特長のようです。
IKKO エイジングケアは遺伝子と抗糖化の時代になってきたってことね。
Y 製薬会社からのアプローチもありましたね。こちらは製薬会社だけあって、外からは化粧品で糖化を防ぎつつ内側からはサプリメントで、という両面からの老化抑制のアプローチになっていますね。
K 9月発売のこのクリームも抗糖化の製品だと聞きましたが。
Y そうです、「長寿の霊薬」と呼ばれる古来の調合薬に発想を得たブラックティー ファーメント、これは紅茶を発酵させてできる酵母から抽出されているみたいですが、これに抗糖化作用があるようです。そのブラックティー ファーメントと、北極地方の海草から抽出したカラギーナン エキスから成る有効成分が、眠っている間に細胞を活性化し、肌の修復機能を高めるというナイトクリームですね。
K 新しい研究の商品だけあって、みんなそれなりの高価格ですが、そういう研究のもとに作られていることを知ると、アンチエイジングを切実に感じる私たち世代には試してみる価値ありそうですね。
IKKO コエンザイムQ10のときもそうだったけど、そういう研究ってまずサプリができて、そして化粧品になってくるのね。
Y 抗糖化のサプリとしてはαリポ酸のサプリがある化粧品メーカからも出てますよね。
K 変なこと聞きますが、甘いものが好きな人は肌が糖化しやすいとかあるんですか?
O それはまだ解明されていませんが、早食いや甘いものを採りすぎると糖とたんぱく質が結びつきやすいとは言われてますね。
IKKO 抗糖化はエイジング化粧品の新しいトピックと言えそうね。いろいろ勉強になったわ!

